2ヶ月溜めたブログ下書き19本を、AIと一日で片付けた話

ブログの下書きが19本溜まっていました。2〜3ヶ月分です。

書きかけのまま放置していると、だんだん開くのが億劫になってきます。
全部まとめて片付けたので、その記録です。

目次

なぜ19本も溜まっていたのか

先に、溜まった理由のほうを書いておきます。ネタが足りなくて手が止まっていたわけではなく、むしろ逆でした。

普段の作業では、AIとの会話から「これは発信できそう」という気づきを拾って、メモとして残す仕組みを作っています。
仕事をしながら喋っているだけで、ネタのほうが勝手に積み上がっていく状態です。

問題は、拾ってもらったあとに自分が動かなかったことでした。

ネタが入ってくる側は自動で回るのに、そこから記事にする側は手動のまま。
入口だけ広げて出口を作らなければ、そうなります。

19本という数字は「書けなかった」記録ではなく、拾ってもらったものを放っておいた記録でした。

まず、19本の実態を見た

最初にやったのは、19本すべてに目を通すことでした。

そして分かったのが、記事として完成していたのは実質1本だけだったということです。

残り18本は何だったかというと、「発信したい中身」の箇条書きメモでした。
自分では「書きかけの記事が19本ある」と思っていたのですが、実際にはネタのメモが18個と、記事が1本という状態です。

この認識のズレが、そもそも重かった原因かもしれません。
「19本書きかけ」だと思うと手が出ませんが、「メモが18個」なら整理するだけの話です。

5本は公開せずに落とした

次に、公開できないものを外しました。

  • クライアント名や金額が入っているもの
  • 前提にしていたデータが古くなっているもの

合わせて5本。ここは迷わず落としました。

溜めることの地味なコストがこれで、書いた当時は問題なかった内容が、時間が経つと出せなくなることがあります。
特に数字を扱ったものは、前提が変わると記事ごと成立しなくなる。

残り13本をAIに並列で書いてもらった

残った13本を、Claude Codeのエージェントに並列で記事化してもらいました。

メモの箇条書きから記事本文へ、という作業です。自分でやると1本30分としても6時間以上かかるところが、まとめて処理できました。

ただ、書かせて終わりではありません。

出てきた13本は全部自分で読んで、手を入れています。
事実関係の確認はもちろん、言い回しもかなり直しました。

AIに書かせると、自分では使わない語彙や、少し大げさな表現が混ざります。
「〜が重要です」のような教える口調になっているところは、普段の自分の言い方に戻していきました。

自分の名前で出す以上、文章の責任はこちらにあります。
書く速度は上がっても、読む工程は減らないというのが実感でした。

そしてこのチェックの過程で、1本は公開そのものを止めることになりました(後述)。

アイキャッチと予約投稿の仕組みも作った

13本分のアイキャッチも一括生成しました。

さらに、WordPress REST APIを叩くスクリプトに予約投稿の機能を新しく実装しました。
13本を一度に公開すると読む側もつらいので、毎日1本ずつ20時に自動公開されるようにしています。

溜まっていた状態から、「毎日更新されるブログ」に切り替わったかたちです。

WAFにアイキャッチをブロックされた

途中1本だけ、アイキャッチ画像のアップロードが失敗しました。

原因はWordPressのセキュリティプラグイン(SiteGuard)で、画像を誤検知してブロックしていました。
JPEGに変換したら通りました。

セキュリティ設定を緩めることもできましたが、設定を下げるより通る形式に寄せるほうが筋がいいと考えて、変換で対応しています。

公開直前に1本止めた

書き上がった13本を読んでいて、1本だけ引っかかりました。

転職エージェントの収益構造を解説する記事です。
着地自体は前向きだったのですが、途中の描写が業界全体をやや批判的に語っているように読めました

執筆時には「特定企業名を出さない」「業界批判にしない」と指示を出していました。それでも、構造そのものへの批判色が残っていた。

読んで気づけたので、公開直前に自分の判断で取り下げました。

AIに書かせるときは、最後に人間が読む

ここは学びでした。指示の段階でNGを伝えていても、書き上がったものが指示通りとは限りません

特に「批判的に見えるかどうか」は、単語単位のチェックでは引っかかりません。
文章全体のトーンとして立ち上がってくるものなので、通して読まないと分からない。

量を任せられるようになったぶん、最後に読む工程だけは省略できないと改めて思いました。

まとめ

  • 溜まった原因は、ネタを拾う側だけ自動化して、記事にする側を放置していたこと
  • 「書きかけ19本」だと思っていたら、実態は「メモ18個と記事1本」だった
  • 溜めると、書けなくなるものが出てくる(機密・古いデータで5本落とした)
  • 記事化の作業自体はAIに任せられる。1日で13本
  • ただし全部自分で読んで直す。書く速度は上がっても、読む工程は減らない
  • 一気に公開せず、予約投稿で毎日1本ずつに分散させた

下書きが溜まって開くのが億劫になっている人がいたら、まず中身の実態を見るところからをおすすめします。
自分の場合、思っていたより軽い状態でした。

そして片付けたあとに残った課題のほうが大きくて、入口を自動化するなら出口も一緒に設計しないと、また同じように溜まるんだろうなと思っています。

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