「1日に何時間使えるか」を2回外して、工程の見積も逆方向に外しました

2作目のポートフォリオを作るとき、見積を2種類立てました。

ひとつは「1日に何時間使えるか」。
もうひとつは「各工程に何時間かかるか」。

どちらも外しました。しかも外れる方向が逆でした。

目次

1. 「1日に何時間使えるか」を2回続けて外しました

時期 想定 根拠 結果
1周目(7/31) 週8〜10時間 本業と並走するから 4倍低かった(実際は案件がゼロだった)
2周目(8/03) 週40時間(1日5.7h) 「1日6〜8時間はやれている」という自己申告 2倍高かった
3周目(8/05) 1日2.7時間 実績時間の記録(3日間・8.1h) 学習フェーズの実測2.35hとほぼ同水準

2回とも根拠が「自分が思っている数字」でした

低く見たときの根拠は「本業と並走するから」でしたが、蓋を開けるとその期間の案件はゼロでした。

高く見たときは「1日6〜8時間はやれている」という感覚がそのまま数字になっています。

どちらも測っていません。
外れる方向が逆になっただけで、外し方は同じでした。

実測が出せた理由は、1作目の失敗でした

1作目のポートフォリオで一番の失敗が、実績時間を記録しなかったことです。
工程の半分ぶんの所要時間が、そのまま分からなくなりました。

その反省で、今回は工程ごと・手順ごとに着手時刻と完了時刻を記録しています。

記録するときは、机に向かっていた時間ではなく手を動かしていた時間を書きました。
集中力が切れて休んだ分も、動画を見ていた分も、そこには入れていません。

盛ったほうの数字で3周目を立てていたら、また外していたと思います。

2. ここまでが8月5日の話でした

このとき、こう試算していました。

残り 57.9h ÷ 1日2.7h = 21.4日 → 期限の4日前に着地

準備工程・設計工程の3工程は、見積17時間に対して実績8.1時間。見積の48%で終わっていました。

楽観的な想定で立てた計画が、悲観的な実測で回っている状態です。

そう思っていました。

3. 実装工程に入った瞬間、逆方向に外れました

次の工程で、最初の手順が目安1.0時間に対して4.8時間かかりました。

4.8倍です。

準備工程では見積の半分で終わっていたのに、実装に入った途端に反対側へ振り切れました。

原因ははっきりしていました。
その手順で初めて触る技術が5個あったからです。

慣れるにつれて倍率が下がりました

同じ工程の中で、手順ごとの倍率はこう動きました。

手順 倍率
手順3 4.8倍
手順4 2.2倍
手順5 1.5倍
手順6 0.33倍
手順7 0.25倍

次の工程でも同じ形になりました。1.0倍 → 0.7倍 → 0.48倍と下がっています。

同じ工程・同じ人間・同じ日でも、倍率は19倍ぶん動きました。

見積が外れる理由は、能力ではありませんでした

数字を並べて分かったのは、その手順に「初めて触るもの」が何個入っているかで倍率がほぼ決まることでした。

  • 初めて触る技術が5個 → 4.8倍
  • 初めて触るものが1個 → 2.2倍
  • 全部やったことがある → 0.25〜1.0倍

「実装は時間がかかる」ではなくて、「初回は時間がかかる」でした。

工程という単位で平均を取ると、初回の手順と2回目以降の手順の差がならされて見えなくなります。

4. 1日の稼働も、日によって4.7倍違いました

時間の見積のほうにも続きがありました。

そもそも「1日に何時間使えるか」という問いの立て方が合っていませんでした。

時間帯 実作業
8/07 05:03〜19:06(3区間に分かれた) 7.0時間
8/09 08:05〜17:51(9.8時間) 1.5時間

同じ週で4.7倍の差です。
8/09 は朝に用事が入って、9.8時間のうち動かせたのは1.5時間でした。

用事が入る、仕事が挟まる、集中力が切れる。これはゼロになりません。
減らせるのは動画を見ていた分だけで、そこが純粋な改善余地でした。

減らせないものまで改善対象に入れると、計画が守れない前提で始まってしまいます。

そして工程の倍率と同じで、平均を取るとこの差は消えます。

5. いま分かっていること

見積の精度は、時間を測るだけでは上がりませんでした。
上がったのは、未知の個数を数えるようになってからです。

いまは手順書を書くとき、先頭に「この手順で初めて踏むもの」を並べています。

1個なら目安どおり。5個なら数倍。そう読めるようになりました。

工程はまだ途中なので、正式な想定稼働の改訂は中間振り返りまで待ちます。
3日分の中間データで結論を出すと、4周目を外すことになるので。

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