書き溜めた記事を4本まとめて予約投稿したら、1本しか公開されませんでした。
投稿先のサービスに1日あたりの本数制限があって、予約中の記事も本数に数えられていたためです。
まとめて出せば1回の操作で済む、という発想が根本から間違っていました。
技術的な顛末は別の記事に書いたので、こちらは自分の運用の考え方が変わった話を書きます。
「書けたときにまとめて出す」という癖
振り返ると、これは自分の癖でした。
- ブログの下書きを2ヶ月溜めて、19本を一日で片付けたことがある
- 3本まとめて投稿した日もある
- 今回も4本まとめて予約しようとした
書ける日と書けない日の差が激しいんです。
乗っているときは何本でも書けて、乗っていない期間は1ヶ月まるごと止まる。
これまでは「ムラがあるのは良くない」と思っていて、毎日書こうとしては続かず、また溜める、を繰り返していました。
書く量と出す量は、別に分けられる
今回いちばん大きかった気づきがこれです。
書く量にムラがあるのは、たぶん変えられません。 気力も時間も一定ではないので。
でも出す量は平らにできます。
書き溜めておいて、出すのは毎日1本。
これなら「書ける日にまとめて書く」という自分の性質を変えずに、公開のペースだけ一定にできます。
言われてみれば当たり前なのですが、自分の中では「書く」と「出す」が同じ作業としてくっついていました。
書けたら出す、書けなかったら出さない。
だから公開のペースが、書く気分のムラをそのまま反映していました。
仕組みで縛ってしまう
やったことは単純で、記事を「待ち行列」に入れておいて、そこから毎日1本ずつ自動で公開されるようにしただけです。
自分がやるのは、書けたときに行列の末尾に積むこと。それだけ。
変わったのは、判断の回数でした。
これまでは、公開のたびに「今日出していいんだっけ」「昨日も出したから明日にするか」と考えていました。
大した判断ではないのですが、毎回発生します。
そして考えるのが面倒だと、出さない方に倒れる。
積むだけにしたら、この毎回が消えました。
出す判断は仕組みがやります。
……と、作った直後は思っていました。
止まった日と、止まって見えただけの日
実際に流してみたら、そう平らにはいきませんでした。
5日のうち、記事が出なかった日が2日あります。
ただ原因はそれぞれ違っていて、片方は不具合ですらありませんでした。
1日目は、公開を拒否されました。
公開先が数える「1日」が、自分の思う1日ではなかったからです。
カレンダーの日付ではなく「前回出してから24時間」で数えられていました。
毎日ほぼ同じ時刻に出していたので、処理の開始が少し遅れただけで
「まだ24時間経っていない」と判定されます。
足りなかったのは4分でした。
もう1日は、仕組みが意図どおりに休んだ日でした。
さっきの失敗を受けて「前回から24時間15分空けるまで出さない」という待ちを足しました。
待ちを入れると出す時刻が毎日少しずつ後ろへずれるので、
12日に1回くらいの頻度で1日ぶん飛び越えます。
止まったように見えて、設計どおりでした。
そのうえ、この日を「止まっている」と判断したのは自分の勘違いでした。
手元のファイルを見て「出ていない」と思ったのですが、
公開の処理はサーバー側で動くので、手元は放っておくと古くなります。
実際には出ていました。
結局、5日のあいだに3回コードを直しました。
仕組みに任せたつもりが、仕組みの世話をしています。
「溜めた話」と「溜めても平らに出す話」
以前、2ヶ月溜めたブログ下書き19本を一日で片付けた話を書きました。
あれは「溜めてしまった」という反省の記録でした。今回は、その続きにあたると思っています。
溜めること自体は、悪くなかったのかもしれません。 問題は、溜まったものを出す仕組みがなかったことでした。
入口(ネタを拾う・書く)は自分の気分に任せる。出口(公開する)は仕組みに任せる。
この分け方にしてから、溜まっていることへの罪悪感がなくなりました。
行列に積んであるのは、在庫であって滞納ではないので。
先日も、書き溜めた21本をまとめて行列に積みました。3週間分です。
以前なら「21本も溜めてしまった」と数えていたところですが、
いまは「3週間は出せる」と数えています。
同じ21という数字が、負債から在庫に変わりました。
判断が要らなくなった、とまでは言えませんでした。
止まれば直すので、そのときは結局考えます。
止まっていないのに止まったと思って、調べた日もありました。
ただ、毎日発生していた「今日出していいんだっけ」は消えました。
考えるのは、何かあったときだけになりました。
自分のムラを直そうとするより、ムラがあっても成立する形を作るほうが早い。
今回はそういう話でした。
形のほうにもムラは出ますが、そちらは直せるので。
