ある日、Google Driveで仕事用フォルダが数日前の状態に戻るトラブルが起きました。
数日分の作業ログ・ノート・戦略メモが一気に消えた状態です。正確には「消えた」というより「上書きされた」感覚でした。
最初は諦めかけたのですが、結論から言うとほとんど復元できました。それも、バックアップツールではなくClaude Code自身のセッションログから。
この経験、意図したバックアップ運用ではないものの、今後もし同じ目に遭ったときの保険として知っておく価値があると思ったので、ここに記録しておきます。
何が起きたか
作業を始めようとフォルダを開いたら、数日前の構成に戻っていました。
- 日々の作業ログが軒並み消えていた
- 就活関連の準備メモ(面談Q&A・スキルシート・自己PR)が丸ごと無い
- サイト戦略をまとめたノートも復元前の状態
Time Machineのバックアップも確認しましたが、該当タイミングのスナップショットがうまく取れておらず、そちらでも復元できない状態でした。
Claude Codeのセッションログに全部残っていた
半ば諦めかけたのですが、試しにClaude Codeに「メモリや会話ログから復元できないか」と頼んでみました。
結果、ほぼ全ファイルが戻ってきました。
仕組みはシンプルでした。Claude Codeは会話のたびに .jsonl ファイルにセッションを記録していて、そのログの中に、Writeツールで書き込んだファイルの内容がそのまま残っていたのです。
パスは ~/.claude/projects/{プロジェクトID}/*.jsonl。
復元できたもの一覧
実際に戻ってきたファイルはこれだけあります。
- システム構成整理メモ
- スキルシート下書き
- Discord朝通知実装方針
- ファイル管理体制整理
- Twitterの下書き・投稿済みファイル2件
- アイデアメモ2件
Claude Code経由で書いたファイルは、ほぼすべて戻ってきました。(自分で手打ちした一部メモだけ復元できず)
なぜ復元できたのか
Claude Codeは Write ツールでファイルを書き込む際、そのファイルパスと内容を含むJSONをセッションログに記録しています。
{"type": "tool_use", "name": "Write", "input": {"file_path": "...", "content": "..."}}
この仕組みが結果的にバックアップになっていました。意図したものではありませんが、「Claudeが書いたものはClaude自身が覚えている」状態になっていたのです。
ただし前提がある
ラッキーだったことを正直に書いておくと、復元できたのは「Claude Codeが書いたファイル」だけでした。
- 自分で手打ちしたファイル → 復元不可
- Claudeが書いたが別セッションのログが消えていた → 復元不可
今回たまたまセッションログが残っていたから復元できただけで、過信は禁物です。ログは積み上がれば肥大化しますし、いつか手動で消す可能性もあります。
ただ「消えた」と諦める前に、一度確認する価値は十分にあります。
学んだこと
今回の件で分かったこと・改めた運用はこのあたりです。
- Claude Codeのセッションログはデフォルトで
~/.claude/に保存される projects/{プロジェクトID}/*.jsonlに全履歴が残る- 意図せずWrite内容がバックアップになっている
- ただし保険として信頼するものではない。重要ファイルはGit管理が本来の正解
今は仕事用フォルダを明確にGit管理する運用に切り替えました。Time Machineは引き続きバックエンドとして動かしつつ、プロジェクト単位のバージョン管理はGitで、という二重構え。今回のようにクラウドの上書き事故が起きても、Gitのコミット履歴があれば即座に巻き戻せます。
意図しない復元経路が残っていたのは幸運でした。でも幸運を運用前提にしない。ここが学びでした。

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