ノマドニア その後|1年半経ったフリーランスのリアル(ジョージア)

2024年8月にジョージアで開催された「ノマドニア」に参加してから、1年半以上が経ちました。

帰国直後の興奮が落ち着いた今、当時の勢いではなく、落ち着いた視点で振り返ってみると、「残ったもの」「変わったもの」「意外と続いていなかったもの」 が見えてきます。

以前、帰国後半年ほどのタイミングで振り返り記事を書いたことがありましたが、あの頃とは感じ方もだいぶ変わりました。今回は、参加から1年半が経った視点で、改めて振り返ります。

結論から言うと、「参加してよかった」 ——これは1年半経った今も変わりません。むしろ、時間が経つほどに効いてきている実感があります。

参加前〜参加中の話はこちら: ノマドニアに参加した話(準備〜現地)

目次

ノマドニアとは

ノマドニアは、ジョージアで開催される約1ヶ月間の多職種体験プログラムです。1ヶ月の中で複数の職業を体験しながら、働き方やライフスタイルを見直すきっかけを得られる、少し珍しい形式のプログラム。

「スキル体験」と「海外生活体験」がセットになっていて、フリーランスや副業を考えている人、今の生き方を一度揺さぶりたい人にとって、大きな転機になる内容でした。

1年半経って、変わらず続いていること

複業を意識した働き方

一番大きな変化であり、今も続いているのが 「1つの仕事に依存しない」意識 です。

当時ノマドニアで多様な職種を体験して感じたこと——「スキルを複数持つことで、働き方に柔軟性と安心感が生まれる」——は、今も変わらず軸になっています。

具体的には、メインのWeb制作に加えて、動画制作にも手を伸ばしはじめました。Udemyで講座を購入して学びながら、少しずつ実案件にも入れていく感じです。ガッツリ稼げる段階ではないけれど、「やりたいと思ったときに手を伸ばせる選択肢を増やしておく」のは、参加前の自分には無かった感覚です。

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それから、Web制作とは別軸で 事業者さんの事業運営をサポートする業務 にも関わるようになりました。書類作成や制度活用のサポートなど、Webとは違う切り口でお役に立てる案件です。Web制作だけでは届かない提案ができる場面もあって、自分にとっては貴重な経験になっています。こういう複業のかたちも、選択肢として本当にアリだと感じています。

仲間との緩やかなつながり

ノマドニアで得たもので、想像以上に残ったのが 仲間 です。

数名とは今でも連絡を取り合っていて、実際に何度か会う機会もありました。住んでいる場所もバラバラなので頻繁にとは言いませんが、「また一緒に海外に行こう」「どこかで集まろう」という話が今も自然に出てきます。

プログラム中に生まれた関係が、1年半経ってもちゃんと残っているのは、自分でも意外な財産でした。

1年半経って、見えてきた自分のスタイル

ノマドニアに参加した当初は、「多拠点生活」や「頻繁な移動」に憧れもありました。でも、1年半経ってわかってきたのは——自分は転々とするタイプじゃない ということです。

旅より「長く住む」が合っている

そもそもジョージア滞在中から薄々感じていたことですが、観光地を巡るより、ある地域に一定期間暮らして、文化や食や人をじっくり知ること のほうが、自分の性に合っていました。

結果として、この1年半、旅行にはほとんど行っていません。「動きたい」という感覚より「拠点を持って深く関わりたい」という感覚のほうが、自分には素直です。

家が好きだからこそ、長期滞在型の生き方

基本的に家にいるのが好きです。たぶん多くの人が想像する「ノマドワーカー」のイメージとは真逆。でも、それは悪いことじゃないと思っています。

自分にとっての理想は、「転々とする旅」ではなく、「気に入った場所に一定期間腰を据える旅」。これが分かっただけでも、ノマドニアに参加した価値があったと思っています。

次に行きたいのは、東南アジア

それでも、世界を見てみたい気持ちはあります。

次に長期滞在してみたいのは、アジア圏・東南アジア圏 です。

理由はシンプルで、近い から。ヨーロッパのように移動に何十時間もかからず、飛行機代も抑えられる。文化のギャップが地続きで分かりやすい のも、自分にとっては大事なポイントです。初めての海外がジョージアで、ギャップのある環境に飛び込む経験はすでにしたので、次はもう少し「暮らすイメージが持ちやすい場所」から試したい感覚があります。

気候や物価、生活感がどうなのか、自分の目で確かめておきたい。ジョージアを再訪する前に、もう少し他の国にも触れてみたいというのが、今の気分です。

ジョージアという土地の記憶

1年半経って、ジョージアという土地そのものへの感情が整理されてきました。

端的にいうと、住みやすかった。人はやさしく、食べ物はおいしく、気候も穏やか。観光地として見るより、「生活の場」として見たときの居心地の良さが、この国の魅力だったなと今でも思います。

一方で、今は以前のように気軽には行きにくくなっています。情勢不安や円安 の影響で、「ちょっと行ってみるか」という感覚では動きづらい。

それでも、移住候補地を考えたとき他の国より先に名前が浮かぶくらいには、自分の中で特別な場所です。次に行くときは、もっと 長期で滞在したい と思っています。

これから参加を検討している人へ

最後に、今ノマドニアへの参加を迷っている人に向けて。

旅好きじゃなくても、得るものはある

自分は正直、旅が得意なタイプではありません。むしろ出不精です。

でも、それでもノマドニアに行ってよかったと思っているし、旅好きじゃない人こそ参加する価値がある とすら思っています。少数派の意見かもしれませんが。

こんな人に特に届いてほしい

もし自分が「こういう人に勧めたい」と考えるなら、こんな人です。

  • 日本での働き方・生き方に、漠然と不安を感じている人
  • 現状を変えて、何か一歩踏み出したい人
  • 自分一人ではやれないような環境に、あえて身を投げてみたい人

どれも大袈裟なことは言っていません。「今のままでもいいけど、できれば何か変わるきっかけが欲しい」——くらいの温度感で十分だと思います。

ノマドニアは「1ヶ月で何かが爆発的に変わる」というより、「1年半経って振り返ると、確かに何かが変わっていた」というタイプのプログラムでした。少なくとも、自分にとっては。

まとめ:1年半を経て、見えてきたこと

参加前は、自分が何に向いているのか、どこで暮らしたいのか、正直よく分かっていませんでした。でも今は、少なくとも「どの方向に動けばいいか」の感覚があります。ノマドニアはその感覚を渡してくれた時間 でした。

具体的に残っているものを3つ挙げるなら、こんな感じです。

  1. 「1つに縛られない生き方」への意識 — 複業を軸に、学びを止めない姿勢
  2. 今でもつながっている仲間 — 1年半経っても連絡を取り合える関係
  3. 自分に合う暮らし方の発見 — 転々とする旅ではなく、長く住むスタイル

同じようにキャリアやライフスタイルに悩んでいる方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

ノマドニアのこと・参加前後の話・フリーランスとしての働き方について気になることがあれば、Twitterで気軽に声をかけてください。

※この記事は2025-01-25公開、2026-04-18に参加1年半後の視点でリライトしました。

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