はじめに
ブログの本文中に図解を挟みたいと思うことが増えてきました。
アイキャッチはComfyUIで生成する仕組みができていましたが、本文の途中に入れる図解までは手が回っていませんでした。文章だけで説明を通すには限界がある場面もあります。
今回、Geminiに書いたブログ記事をそのまま読み込ませて、スライド形式で図解化してもらう方法を試しました。結果として使える手応えもありましたが、それ以上に「事実チェックをどこまで自分でやるか」という課題が見えてきました。
試した手順
やり方自体はシンプルです。
1. ブログ記事をGeminiに読み込ませてスライド化を依頼 2. 出力されたPDFをpdftoppm -png -r 150でページごとにPNG化 3. 全スライドを見て、本文の数字や主張と突き合わせて事実チェック 4. 採用するスライドを2〜3枚に厳選 5. sips -Z 1200で軽量化してWP-CLIでmedia import 6. 記事本文の該当箇所に<figure><img>で配置
手順自体は思ったより短く済みました。ただし3番目の事実チェックが、想定より重い工程になりました。
13枚のうち採用できたのは2枚
Geminiに1本の記事を渡すと、13枚のスライドが返ってきました。
見た目は整っていて、パッと見では十分使えそうに見えます。ですが本文と突き合わせていくと、元の記事には書いていない数字がいくつも紛れ込んでいました。
「生産性80%向上」「コストが$220〜420」「3日で決断」といった具体的な数字が、それっぽく並んでいます。元記事のどこにもこの数字は出てきません。Geminiが文脈から「らしい数字」を作り出していたようです。
13枚のうち4枚は事実と乖離していて不採用、最終的に本文に入れられたのは2枚だけでした。半分以上をふるいにかける必要があったのは、正直想定していませんでした。
トーンのズレにも気づいた
数字だけでなく、言葉遣いのトーンにも差がありました。
スライドは「劇的に」「最強の武器」「思考停止からの解放」のような煽り気味の表現になりがちです。自分の記事は基本的に観察ベースで書いているので、ここで温度差が出ると読んでいて違和感があります。
ストックフォトの人物写真(白人男性がコーディングしている定番の画像など)も、本文の実体験と並べると本物感を損なう感じがして、採用しない方針にしました。
一方でアイキャッチに使う分には、多少煽り気味のサブタイトルが入っていても、本文に入る前のフックとして許容範囲かなと感じています。この線引きは今回やってみて初めて言語化できました。
これから試したいこと
スライドの1枚目をアイキャッチとして流用できれば、ComfyUIで都度生成するより速く済みそうです。ここは次回以降で試してみたいところです。
今回感じたのは、Geminiは図解の叩き台を作るスピードは速いということです。ただし数字の正確さまでは保証してくれないので、「本文の要約」としてそのまま貼るのではなく、「本文の補強」として厳選して使うのが今のところの落としどころだと考えています。
まだ1回試しただけなので、この判断が正しいかどうかは1〜2週間運用してから見直すつもりです。
まとめ
Geminiでのスライド化は、図解を作る手間を大きく減らしてくれる一方で、事実確認の工程は結局自分でやる必要があると分かりました。
便利なツールだからこそ、出てきたものをそのまま信じずに、元の記事と突き合わせる一手間を挟む。今回はそのことに気づけたのが一番の収穫でした。
