発信の下書きの棚卸しをAIに任せたら、スクリプトの「本文が空」も、自分の「出口が詰まっている」も外れていました

ブログ・X・Zennの3媒体に、毎日何かを出しています。
ネタを拾い、下書きにし、仕上げて予約する、という流れをAIと分担して回しています。
ルールと判断は自分、棚卸しや集計の手作業はAI、という分担です。

在庫の棚卸しをAIに頼んだ日の話です。
チェックスクリプトの「本文が空」という判定も、自分の「出口が詰まっている」という見立ても、外れていました。

目次

1つ目: 「本文が空」が20本。全部に本文があった

チェック用のスクリプトが、Xの下書き20本すべてを「本文が空です」と報告していました。
運用ルールにも、こう書いてありました。

「実測: 回収分は10本とも本文ゼロ」

AIが20本を全部開いて読んだら、全部に投稿本文が入っていました。

原因は、投稿ツールが最初の見出しから下を全部落とすことでした。
下書きの構造がこうなっていました。

frontmatter
# タイトル        ← ここで切られる
## 発信したい中身
## 投稿案         ← 本文はここにある

「執筆が要る」のではなく、「本文の置き場所が違う」だけでした。
スクリプトの数字を信じて、そのままルールにしていたのは自分です。

2つ目: 「条件なし」が6本。全部に条件が書いてあった

同じ日、別のフォルダで同じことが起きました。

ネタの保留理由を書く欄を、決めた名前でAIが検索したら、6本が「条件なし。ただの放置」と出ました。
AIが開いたら、6本とも条件は書いてありました。
名前が違っただけです。

書いてあった名前 検索していた名前
条件: condition:
公開条件: condition:

同じ形の失敗を、前にも踏んでいます。
そのときは逆向きで、下書きのメモが除去されずにそのまま外へ出ました。
下書きを書くAIが「執筆メモ」と書き、投稿ツールが「メモ」を探していました。

今回は本文のほうが除去されました。
向きが逆なだけで、原因は同じです。

量のチェックは、中身を見ません。
「20本中20本が要修正」と出ても、それが「書けていない」なのか「置き場所が違う」なのかは区別されません。
数字は出るのに、意味は開いて確かめるしかありませんでした。

3つ目: 「出口が詰まっている」は、見立てが3つとも外れていた

棚卸しを頼んだ時点の、自分の見立てはこうでした。

  • 仕上げ待ちのフォルダが3媒体ともゼロ
  • 投稿済みフォルダの最新は8日前
  • 下書きは88本

だから、仕上げの工程が止まって、出口が詰まっている。
そう思って頼みました。

3つとも読み違えていました。

実際に数えたら、どこも詰まっていなかった

AIには、ファイルの記述ではなく、予約配信の実データを直接数えてもらいました。

媒体 予約されている本数 いつまで埋まっているか
ブログ 48本・1日3本 9月8日
X 30件・1日3本 9月2日
Zenn 28本・1日1本 9月21日ごろ

仕上げ待ちフォルダがゼロなのは、投入し切ったあとの正常な状態でした。
投稿済みフォルダの最新が8日前に見えたのは、予約分がまだファイル側に降りてきていなかっただけです。

詰まっていたのは入口だった

ネタの一時置き場を数えてもらったら、87本のうち53本が「今すぐ書ける」ものでした。

自分で決めたルールでは、今すぐ書けるネタは一時置き場に入れず、下書きフォルダへ直行することになっています。
53本が、そこに留まっていました。

いつのネタか 本数
20日前 14
5日前 7
4日前 21
3日前 11

20日前の14本が危ないと思いました。
体験ベースのネタは、寝かせると言語化できなくなります。
実際に19日寝かせて書けなくなったものが、過去にあります。

「溜まっている」と「止まっている」は別でした。
溜まっているのは事実です。
でも止まっているのは仕上げでも配信でもなく、ネタが下書きに変わる手前でした。

下書きフォルダだけ見ると88本。
一時置き場を足すと141本。
同じものが、置き場所によって在庫に見えたり見えなかったりしました。

3日後、見立てがもう1回ずれた

入口が詰まっていると分かって3日後、別の問題が見えました。

本当の問題は、入口が出口より速いことでした。
配信のペースは在庫の量で決めるルールにしていたので、在庫が増えるとペースを上げ、1本あたりの吟味が減り、それでも追いつきません。
いま書いた1本が出るまで、ブログで34日、Zennで55日かかる計算でした。

出口を速くしても入口のほうが速いので、永久に追いつきません。
対策を「束ねる」に変えると決めました。
公開の単位を、1ネタから1テーマにする。

そして、AIに出してもらった効果の試算をまた読み違えました。
「束ねれば下書き46本が26本になる」と見積もったら、46本のままでした。
束ねた分の大半は一時置き場にあって、下書きフォルダの待ち行列にはほとんど無かったからです。

「在庫」という1語に、待ち行列にあるものと無いものを混ぜて数えていました。
3日前に「置き場所を全部数える」と決めたばかりでした。

数字は正しく、読み方が違っていた

この日の数字は、全部正しかったです。
「20本が空」と出た数字も、「88本」も、「46本」も、数え方のとおりに出ています。

外れていたのは、その数字が何を意味するかの読み方でした。
読むのは自分です。

空と出たら、1本開く。
在庫を数えるなら、置き場所を全部数える。
効果を試算するなら、分母がどこにあるかを見る。

数え直してもらうたびに、自分の見え方が変わりました。

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