思いついたアプリを調べたら、一番の売りが仕様上できなかった

SNSのプロフィールに固定できる投稿は1つだけです。

新しいことを知らせたくなるたびに差し替えるのですが、そうすると反応が積み上がった投稿を降ろすことになります。
もったいないと思っていました。

投稿そのものは、本文もリンクも後から変えられません。

それなら、投稿は据え置いたまま、その先に見えるものだけ変えられないか。
そう考えて、案を3つ出しました。

サムネイル画像を後から入れ替える。
リンク先を転送させて、飛び先を自由に変える。
日替わりで違う内容を出す。

詳しくない人でも操作できる形にすれば、使う人がいそうだと思いました。

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調べたら、1つ目が消えました

サムネイルの差し替えは、いちばんの売りにするつもりでした。

調べてもらったら、投稿済みのカードは投稿した時点で固定される仕様でした。

リンク先のページでタグを書き換えても、すでに流れた投稿の表示は変わりません。

出回っているキャッシュ更新の手順も見つかりましたが、URLにパラメータを足して貼り直す方式でした。
URLが変わるので、すでに貼ってある投稿には効きません。

確認用の公式ツールも、2022年に廃止されていました。

作る前に、主力の機能が落ちました。

2つ目は動くけれど、規約が名指ししていました

リンク先を転送させる案は、技術的には動きます。

ただ、規約を読んだら、飛び先を偽る道具としてはっきり書かれていました。

しかも、遮断はドメイン単位でした。
使う人のうち誰かが悪用したら、サービス全体が止まります。

自分で使うぶんにはコントロールできても、人に使ってもらう前提だと成立しません。

似たサービスは、動いていました

不思議だったのは、リンクをまとめるサービスが普通に動いていることでした。

読み比べて、違いが分かりました。
あちらは転送していません。

そのページ自体が行き先で、中に並んでいるものが入れ替わります。

同じ「後から変わる」でも、何が変わるかで線が引かれていました。
行き先が変わるのは駄目で、行き先の中身が変わるのは問題ない、ということです。

作らないことにしました

危ないから、ではありません。

安全な形に直していくと、リンクをまとめて表示するページになります。
それは、いま自分が作っているアプリとほとんど同じでした。

思いついたときは新しい発想のつもりでしたが、規約の内側に収めた時点で、既存のものと重なりました。

その後、自分は転送を使う予定でした

あとから気づいたことがあります。

自分のサイトを新しいものに移すとき、まさに転送を使う予定でした。

こちらは自分のドメインの中での引っ越しで、投稿の本文と行き先が食い違うわけでもありません。
同じ技術でも、線の内側にいます。

規約が禁じていたのは技術ではなく、その使われ方のほうでした。

調べる前に作らなくてよかった

3案のうち2案が、調査の段階で消えました。

作り始めてから気づいていたら、作ったものを捨てることになります。

思いついたときは、すぐ手を動かしたくなりました。
今回は先に規約と仕様を読んで、半日で結論が出ています。

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