開発が長引いている気がしたので、実際に測ってみた(体感1ヶ月・実測77時間)

転職用のポートフォリオとして、個人でWebアプリ「Hubpin」を作っています。
制作の経緯は「Hubpin 開発記録」に時系列でまとめています。
設計と判断は自分で行い、実装も原則自分で書いています。AIには手順書・レビュー・調査を任せています。

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苦しくなってきたので、相談した

着手してから1ヶ月、同じアプリを触り続けている状態です。
作業自体は進んでいます。
それなのに、時間をかけすぎているのではないか、このまま転職できるのか、
という気持ちのほうが強くなってきました。

そこで、いつも段取りを手伝ってもらっている AI に、そのまま相談しました。

感覚のほうが先に、4つのことを言ってきた

言葉にしてみると、不安は4つに分かれていました。

  • 時間をかけすぎている
  • AI を使っているから、自分の実力以上のことができてしまっている
  • あとから聞かれても答えられない。つまり身についていない
  • このまま転職できるのか

どれも感覚です。
ただ、感覚は「かけすぎ」「以上」「答えられない」と、量の言葉で言ってきます。
量なら、測れます。
なので測りました。

まず時間を測った

作業時間は工程ごとに記録していたので、記録担当のAIに足し合わせてもらいました。

着手 8月3日
経過 31日
累計 約77時間
週あたり 約17.4時間

「約」と書いたのは、数字の作り方が揃っていないからです。
前半の工程は記録や撮影の時間も込みで数えていて、
後半の工程は中断を除いた実作業だけを数えています。
ここを黙って足すと、次にこの数字を使うとき嘘になります。

比較対象を1つ置いた

測っただけでは、多いのか少ないのか分かりません。
比較対象が要ります。

7月にAIに調べてもらっていた、未経験からフロントエンドに転職した人の事例があって、40社に応募して面接6社、内定5社という人です。
その人のポートフォリオ制作は 2.5ヶ月、週25〜35時間。
ざっと320時間になります。

自分は約77時間。
4分の1です。

しかも最初の公開は、自分で置いた期限より14日早く終わっています。
時間の量で見るかぎり、かけすぎてはいなかった。

では、何が苦しかったのか

時間の量ではありませんでした。

1ヶ月、ずっと同じものを触っている。
景色が変わらない。それだけです。
進んでいないのではなく、進んでいるのに同じ場所にいる感覚。

苦しさの正体は進度ではなく、単調さのほうでした。
これは測っても出てこない。
測って「量は足りている」と分かったあとに、消去法で残ったものです。

感覚が指していた本当の穴は、別の軸にあった

8月に、自分で理解の棚卸しをした記録が残っていました。
実装した中で難しかった箇所を27点挙げて、それぞれ「人に説明できるか」を判定したものです。

27点すべて、説明できない。

一方で、実装できる側のスキルは71点まで来ていました。
求人票に出てくる項目を100点満点で自己採点した棚卸しの数字です。
求人票に書かれている必須項目も、5つのうち4つは満たしている。

作れる側は伸びていて、説明できる側は0点。
穴はある。

ただし「時間が足りない」でも「技術が足りない」でもなく、
説明する機会が、1度も無かったでした。

「AIのおかげ」のほうは、手を動かしながら進めると自分で決めた方針の結果でした。
その方針が、最初の公開の14日前倒しも生んでいます。

同じ日に、13日前の判定が1つ動いていた

その27点のうち1つ、データベースの権限で2つの仕組みの違いを説明する話を、相談の流れで口頭で聞かれました。

答えられました。
13日前の記録では「説明できない」に印が付いていて、そのあと一度も見直していなかった箇所です。

判定は自動で更新されません。
できるようになっていても、記録は古いままなので、自分では気づけない。
聞かれて初めて、動いていたことが分かりました。

落としどころ

感覚は、量の言葉で報告してきます。
「時間をかけすぎ」「進んでいない」。

測ってみると、量は足りていました。
空いていたのは別の軸で、そこは感覚の言葉には出てこなかった。

苦しくなったら、まず測る対象を1つ決めて、数字にする。
そして比較対象を1つ置く。
それだけで、感覚が言っていたことを翻訳できました。

翻訳した結果は、こうです。
「時間をかけすぎ」は、「同じ景色が続いてつらい」だった。
「身についていない」は、「説明する機会が無かった」だった。
「AIのおかげ」は、「自分で決めた進め方の結果」だった。

どちらも、時間を増やしても減らしても直りません。
直す場所が、測る前とは別のところに移りました。

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