はじめに
2年前、受託業務の営業用に service.mt-tk.com というサイトを作りました。エンドクライアントから直接問い合わせが来る窓口をつくりたくて、時間をかけて構築したサイトです。
結果、この2年間で問い合わせは一件もありませんでした。
このサイトを、最近ようやく畳むことにしました。失敗として片付けたいわけではなく、自分の性質に気づいてやり方を変えた、という記録として残しておきたいと思います。
「もうちょっと粘ろうか」を手放す
正直に言うと、これまで何度か「もう畳もうか」と考える場面がありました。でもそのたびに「もうちょっと粘ればいつか反応があるかもしれない」と思い直して、更新を続けてきました。
2年間積み上げてきたものを手放すのは、やっぱり惜しい気持ちがあります。ただ冷静に振り返ると、「粘る」という判断自体が、サンクコストに引きずられていただけだったように見えてきました。積み上げてきた時間がもったいなくて、続けること自体が目的になっていたんだと思います。
撤退の理由を整理してみると
畳むと決めてから、なぜここまで反応がなかったのか、あらためて考えてみました。見えてきた理由は3つあります。
1つ目は、自分の性質的にエンドクライアントへの直接営業に向いていないという点です。 自衛隊、運送業を経てフリーランスになった自分の強みは、丁寧な連携や進捗報告、信頼の積み上げにあります。一方で、自分から市場に向けて発信し、見知らぬ相手からの問い合わせを待つという営業スタイルは、性質的にあまり得意ではないと気づきました。
2つ目は、制作会社経由での受注のほうが、自分には安定して合っているという点です。 これまで実際に案件が続いてきたのは、すでに信頼関係のある制作会社からの紹介や、継続的なやり取りの中で生まれた案件がほとんどでした。ゼロから知らない相手に営業をかけるより、すでにある信頼の中で仕事を広げていくほうが、自分の得意な形に近いようです。
3つ目は、今はフロントエンド転向の学習にリソースを集中したいという点です。 サイトの更新や運用にかけていた時間や気持ちを、今取り組んでいる学習に回したい。優先順位を考えたとき、反応のない営業サイトを維持し続ける理由がなくなっていました。
サイト構成を再編した
service ドメインは完全に廃止し、ポートフォリオ・ハブサイト・ブログの3構成に再編しました。役割が重なっていたサイトを整理して、今の自分に必要な発信の形に組み直した形になります。
まとめ
「2年動かして反応がなかった」という事実だけを見ると、失敗に見えるかもしれません。でも自分の中では、これは戦略を切り替えるための材料が集まった2年間だったと捉えています。
向いていないやり方に気づけたこと、制作会社経由の受注という自分に合った形が見えてきたこと。この判断を、次に進むための整理として残しておきます。
