はじめに
「今のスキルで商品やコンテンツを作って、収益化するのは現実的だろうか」
そんな問いを、AIに壁打ちしてみたことがあります。フリーランスとして働いていると、案件以外の収益源、たとえば教材やコンテンツ販売のようなものが頭をよぎる瞬間があります。今回はその問いを整理してみたら、「いまはまだ難しい、急がなくていい」という結論に落ち着いたので、その過程を書き残しておきます。
エンドクライアントへの直接アプローチが、性質的に向いていない
壁打ちの中でまず見えてきたのは、過去2年間の事実でした。
制作会社経由や紹介ベースの案件は、ありがたいことに続いています。一方で、自分からエンドクライアントに営業をかけて直接契約を取りにいく動きは、これまでほとんどできていません。
これは怠けていたわけではなく、単純に自分の性質と合っていなかったんだと思います。誰かと誰かをつなぐ間に立つ動き方の方が、性に合っている。抽象化すると、「作る力」はあっても「売り込む力」は別のスキルだということです。無理に得意なふりをするより、素直に受け止めることにしました。
「教える側」になるには、まだ早い
商品やコンテンツを作って売る、ということは、多かれ少なかれ「教える側」のポジションに立つことになります。
でも、いまの自分はフロントエンドエンジニアへの転向に向けて学習している最中です。つまり「学んでいる側」。体験として書くと、学んでいる人間が教材のようなものを作ろうとすると、内容の説得力よりも先に、自分の中の違和感の方が大きくなってしまいます。
教える側に立てる材料は、まだ自分の中に十分に積み上がっていない。それだけのことだと気づきました。
リターンが大きい場所に集中する
だとしたら、今この時間を何に使うのが一番リターンが大きいか。
答えは、収益化の準備に手を広げることではなく、学習とポートフォリオに集中することでした。転向のための土台を固める方が、今の自分にとっては明らかに優先順位が高い。中途半端に手を広げて両方とも進みが遅くなるより、一点に絞った方が結果的に早く次のフェーズに進めそうだと感じています。
急がないことも、戦略のうち
ここまで整理してみて思ったのは、「収益化を急がない」という判断は、諦めではなく順番の最適化だということです。
やらないと決めたわけではなく、今のタイミングでは優先順位が低い、というだけ。焦って手を広げるより、今できることに絞って積み上げていく方が、遠回りに見えて実は近道になる。そう捉えられるようになったのが、この壁打ちの一番の収穫でした。
同じように収益源を増やそうか迷っている人がいたら、「今やるべきかどうか」を一度立ち止まって整理してみるのもいいかもしれません。
