仕事と生活の記録を、AI(Claude)と一緒に1つのフォルダで管理しています。
AI をクラウドで動かすと手元のツールが使えないと考えて、運用ルールに「クラウドでやる作業/手元でやる作業」の表を作っていました。
9月に新しい機能が出たので試してみたら、その表の前提が一部、もう当てはまっていませんでした。
分かったことと、分からないまま残っていることを書いておきます。
Claude の機能は更新が早いので、ここに書いたのは2026年9月18日時点で、自分の環境で起きたことです。
クラウドで動かすときの制約を、表にして分けていました
このフォルダには、日々のメモや TODO、発信の下書き、AI への作業ルールが入っています。
AI は Claude Code を使っていて、手元の Mac で動かすことも、ブラウザからクラウドで動かすこともできます。
クラウドで動かすときは、できないことがいくつかあると考えていました。
手元に入れているツールとの連携が使えない。
手元のファイルが読めない。
手元にだけ置いている記録が引き継がれない。
そこで運用ルールに表を作り、作業ごとにどちらでやるかを分けていました。
記事の推敲や調べものはクラウドでもできる。
案件管理の Notion の更新や、鍵を使う投稿の仕組みは手元でやる、という分け方です。
表を作ってからは、迷ったら表を見て決めていました。
表そのものが今も正しいかを確かめ直すことは、していませんでした。
新機能の発表に「手元でも動く形がまもなく来る」とありました
9月18日、Claude のプロジェクト機能が新しくなったという発表の記事を見つけました。
1つの会話の中で Claude が作業を振り分けて、作業ごとにクラウドでセッションを立て、並行で進めていく仕組みです。
自分たちの運用にも使えるのかを AI に聞いて、発表の記事と運用ルールを突き合わせてもらいました。
引っかかったのは次の一文です。
いまはクラウドで動くが、自分のマシンで手元のツールやコードと一緒に動く形がまもなく来る
(Claude 公式ブログより・訳は筆者)
これが来ると、表で分けていた前提がまるごと変わります。
ただ、いつ来るのか、どんな形で来るのかは書かれていませんでした。
それで、この時点では表を書き換えないことにしました。
予告に合わせて先に直すと、実物が違う形で来たときに、表のほうが間違ったまま残ってしまいます。
朝の時点では、自分の画面にまだプロジェクト機能が出ていなかったので、待機リストに登録しておきました。
使ってみたら、手元の Mac のリポジトリが操作されていました
昼には使えるようになっていたので、Mac のデスクトップアプリから実際に使ってみました。
このフォルダの構成をチェックしてもらい、ブランチを2本立てて作業してもらいました。
AI への作業ルールのファイルを分割する作業で、2本とも main にマージして push まで済ませています。
使っている間は、クラウドで動いているのだから、手元のファイルには触れていないと思っていました。
あとで git の記録を見ると、そうではありませんでした。
ブランチの作成も、コミットも、マージも、この Mac のリポジトリで行われていました。
git の操作履歴に、12時31分から47分までの操作が1件ずつ残っていたからです。
クラウドで作業して push しただけなら、手元には取り込んだときの1行しか残らないはずです。
作業中の画面には、Mac の上で命令を実行する連携の呼び出しが出ていました。
その連携を通して、手元のリポジトリが操作されていたようです。
少なくともこの使い方では、「クラウドだから手元のファイルには触れない」は当てはまりませんでした。
別の入口では、連携はもう動いていました
同じ日の夕方は、ブラウザ版の Claude Code をクラウドで動かして作業していました。
プロジェクト機能とは別の入口で、こちらは前から使っているものです。
作業の途中で「今クラウドで動いているのか」を確かめたくなり、どこまで使えるのかを AI に試してもらいました。
すると、Notion・Gmail・GitHub との連携は最初から動いていました。
Notion は読むだけでなく、更新もできる状態でした。
表には「クラウドでは連携が使えない」「Notion の更新はできない」と書いていたので、ここは表のほうが間違っていたことになります。
予告を待つまでもなく、制約の一部はすでに外れていました。
いつ外れたのかは分かりません。
表を書いてから一度も試し直していなかったので、外れた日を知る手がかりがありませんでした。
外れていない制約もありました。
鍵のファイルや、手元にだけ置いている記録、手元のファイルはクラウドにはありません。
X への投稿、ブログの分析、ブログへの投稿のように鍵を使う作業は、今も手元専用です。
手元に常駐させているツールとの連携も、クラウドからは使えませんでした。
書き換えたのは、試して分かった分だけです
表は、その日の夕方に AI に書き換えてもらいました。
直したのは、ブラウザ版のクラウドセッションで実際に試して分かった部分だけです。
Notion の工程の更新は、クラウドで済ませてよいことにしました。
プロジェクト機能の手元実行のほうは、表に入れていません。
昼に試したときは手元のリポジトリに届いていましたが、それがどの使い方でも同じなのかは確かめていなかったからです。
2つの話は同じ日に起きましたが、入口も分かったことも違うので、混ぜずに扱うことにしました。
この記事を書くにあたって、10月6日に公式ドキュメントをもう一度確かめました。
プロジェクトの作業を、クラウドではなく自分のパソコンで動かす手順が載っていました。
予告されていた形が出てきたようですが、自分の環境ではまだ試していません。
制約は、書いた日のまま残っていました
今回分かったのは、制約に合わせて作った運用は、制約が外れても自分からは気づけないということでした。
表は、書いた日の状態をそのまま持ち続けます。
外れていたことに気づけたのは、新機能の発表をきっかけに試したからで、見直す予定があったわけではありませんでした。
もう1つは、使っていたときの見立てと記録が食い違ったことです。
手元には触れていないと思っていた作業は、記録を見ると手元のリポジトリを操作していました。
見立てだけで表を直していたら、別の間違いを書き込んでいたかもしれません。
予告では表を書き換えず、試して記録で確かめた分だけ書き換える。
しばらくはこの順番で運用ルールを直していきます。
