初めての応募で書類を自分の手で作り直したら、自己PRが開発記録の言葉のままだった

10月5日、フロントエンドエンジニアの求人に初めて応募しました。
応募書類は9月末に一度読んで、「このままでOK」と決めていたものです。
送る直前に自分の手で作り直してみると、読んだときには気づかなかった所がいくつも出てきました。

目次

書類は一度「このままでOK」と決めていました

履歴書と職務経歴書は、9月から少しずつ整えてきました。
空いていた欄も下書きで埋め、9月30日に読み返して「このままでOK」と決めています。
10月1日には、Markdown の原稿から PDF も作ってありました。
見た目も整っていて、そのまま添付できる状態でした。

ただ、応募する当日になって、自分でも編集したいと思いました。
原稿から自動で作る形だと、細かい所を自分で触れません。
編集用のファイルを書き出して、履歴書は Numbers、職務経歴書は Pages で開き直しました。
ここからは、自分で1ページずつ整えていく作業です。

1ページずつ整えていくと、引っかかる所が出てきました

最初は見た目を整えるつもりでした。
作品ごとの URL を「公開ページ/説明ページ/リポジトリ」の箇条書きに分け、章ごとに改ページを入れました。
詰めれば3〜4ページに収まりますが、見やすさを取って5ページにしています。

手を動かしているうちに、文面のほうにも目が止まるようになりました。
最初に引っかかったのは、職務経歴書の「判断・理由・却下案」という言葉です。
「却下案」は「検討したけれど採らなかった案」のことで、設計の記録でよく使う型です。
開発者どうしなら通じても、採用担当の人には硬く見えるかもしれません。
「採用しなかった案」に直しました。

自己PRの段落が、開発記録の言葉のままでした

いちばん大きく変えたのは、最後のページの自己PRです。
個人開発について書いた段落に、具体例が3つ並んでいました。

  • 小さなアプリなので、状態管理のライブラリを入れなかったこと
  • 仕様を、参考記事ではなく英語の競技規則で確かめたこと
  • テストが守れている範囲を確かめるために、実装をわざと壊して走らせたこと

どれも実際にやったことです。
ただ、読んでいると、開発の記録をそのまま書類に移したように感じました。
アプリをまだ見ていない面接官には、何の話をしているのか分かりにくそうです。

細かい話は、アプリの説明ページや、実際にアプリを触ってもらうこと、面接で話すことで補えます。
書類のほうは、だらだら書かないほうがいいと思いました。

短くした形を2通り並べて、具体例を外した短いほうを選びました。
270字ほどあった段落が、150字ほどになっています。

短くした文の中にも、引っかかる言葉が2つありました

短くなった文を読んで、すっきりしたと思いました。
ただ、言葉の選び方で引っかかる所が2つ残っていました。

1つ目は「技術や設計を選ぶたびに」です。
技術は「選ぶ」でいいのですが、設計を「選ぶ」のは少しおかしいと感じました。
これだと、用意された選択肢から選んでいるだけ、という読み方ができてしまいます。
「技術選定や設計で判断をするたびに」に直しました。

2つ目は、段落の締めの「一人で作れることと、それで十分かどうかは別」です。
何が十分なのかが書かれていなくて、読み手に伝わる文になっていませんでした。
言いたかったのは、公開してから権限設定の見落としが見つかった経験のことです。
「自分一人の確認だけでは気づけないことがある」に変えました。

この一文が、次の段落の「チームでのコードレビューを通じて磨き直したい」の理由になりました。
個人開発をしてきた自分が、チームに入りたい理由まで一本でつながったと思います。

メッセージ欄の「まずはWeb制作で」を外しました

応募フォームのメッセージには、10月1日の時点でこんな一文が入っていました。
「まずはWeb制作の経験を活かしてサイト構築の実装で力になり、そのうえで担える範囲を広げたい」。

この一文は、そのときの自分の気持ちを下書きに入れたものです。
そのときは、Web制作から入るとしても経験を活かせるし、社内でフロントエンドに移れるならそれもいいと思っていました。

送る直前に読み返すと、Web制作の要員として応募したように読めると感じました。
せっかくフロントエンドを学んだので、フロントエンドエンジニアとして入りたいと思っています。

Web制作の経験は、外さずに残しています。
置く場所を、入社後の持ち場から「培った実装力」という強みの側に移しました。

経歴の欄も、学校名や技術の細かい名前を自分で削りました。
免許・資格の節も、運転免許だけで履歴書にも書いてあるので、職務経歴書からは外しています。
たくさんの応募の中で、まず最後まで読んでもらえる長さにしたかったからです。

読んでOKを出すのと、自分の手で作るのとでは見えるものが違いました

9月に読んだときは、どの文も「このままでOK」でした。
同じ文面を自分の手で1ページずつ整えていくと、引っかかる所が次々に出てきました。
読んでいるときは書いてある中身を追っていて、作っているときは、初めて読む人にどう見えるかを考えていたのだと思います。

短くした自己PRも同じでした。
短くなったところで満足していたら、「設計を選ぶ」はおそらく書類に残っていました。
最後に自分の言葉になっているかは、自分の手で確かめる必要がありました。

7月に React と TypeScript を学び始めて、10月5日に1社目の応募を出しました。
次の応募でも、書類は最後に自分で開き直して整えるつもりです。

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